天井高さは、1階リビング(ということは大体1階全てであるが)を標準の2メートル40センチから10センチ上げて、2メートル50センチとした。マンションで過ごすことが人生で多かったせいか、ちょっと天井の圧迫感を気にしていたので。それに、分譲住宅を見回っている内に、天井が高いのはいいな、と。吹き抜けまでは思わなかったけど、少し高めにしたい旨を伝えたら、2メートル60センチまではいけると。但し、天井が高くなる分、階段数も増やさないといけないので、階段のスペースが増える。そのため、中間の50センチ。それでも1段は増えた。

さらに天井の高さ感を出すなら、埋め込みのLED照明にすることだろう。また、エアコンも埋め込みにして。しかし、メンテナンス性を考えて、どちらも選択しなかった。コストを抑えたいという面も一因だ。

リビングに限らず、吹き抜け構造については、たまにモデルハウスを見るとやはり良く思えてしまう。限られた空間を広く見せるコンセプトとしては、使いやすいし効果も出やすい。一方で、光熱費的観点から見れば、ちょっと厳しいなぁと感じる。全館暖房を目指すなら全然気にしなくても構わないけれど。
私としては、それ以外に、吹き抜けを作ると子供を始め、自分が2階から落ちそうで怖いというのがある。私の高所のあれがちょっと。そして何より、天井が高過ぎて余計に落ち着かないという、アナグマ的本能と言おうか、カクレクマノミ的習性と言おうか、そういうもんが働いてしまう。だから天井はほんのちょっぴり高いくらいでいい。まあつまるところ、自分で電球が交換できるのがいいのだ。

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