雨水タンクを設置して2年余りが過ぎた。その感想としては、町の排水量を減らしたり、水道代を節約できたりした実感はほとんどない。まあ、150リットルしかないし。数回雨が降ると大抵満杯なんである。屋根に降った雨量を集めると半端ない。そして、使用しない時というか使用するのを忘れている時は、さっばり減らないので、結果としてほとんどいつも満パン。そうすると、雨水を貯める力は皆無で、降ったそばから排水しているという……。

しかし、今年の夏、全然雨が降らない日々が続いた時は初めてほぼ空になった。毎日、縁台前のプランターやらに水をやり、メダカの鉢に水を足しているとあっという間。無くなるもんなんだと。そして、散水栓からそれを補水するのは結構面倒なわけで、雨水タンクがすごく役に立ったのだ。でも、雨が時折降り、暑さも和らいだら途端に使い切れなくなったが……。そうこうしているうちに、樋から雨水タンクへ分岐させているフレキシブルチューブがよく外れるようになった。どうやら、経年劣化で縮んでしまったらしい。雨水タンクを近づければ対応できるのだが、水が入ってると重くて。空になったタイミングでは水も流れないし、外れはしなかったのだ。

フレキシブルチューブは、探せばホームセンターで売っていることは売っているのだが、プロ用で無茶苦茶長かったり、1.5メートル程度でも高かったり。ネットだと送料が割とかかったり。そんなわけで苦慮の末、設置時に長さを調整した際の残りを繋ぎ合わせることにした。しかし、接続部は水漏れする。止水テープを巻こうにも、蛇腹の凹凸があって上手くできない。そこで結局、コンクリートひび割れ用のコーキングを使うことにした。基本、屋外用で耐候性も高い。接着性が気になったが、エイヤッと使うとこれがまたばっちり。手持ちのコーキングがたまたま灰色で、チューブの色ともぴったりだった。また何年かしてさらにチューブが縮んだらさすがに新しい物を買いに行くしかないが、まあそれまではこれでやり過ごすつもりだ。後は、防災用にどう活躍するかだが、ここはできるだけ活躍するような事態が来ないことだけを祈っている。

強引に2本を接続→割と漏れない