ベランダやバルコニーという空間。マンションならば洗濯物を干す場所であり、プランターなどで楽しむ空間でもある。しかし、一戸建てだと、必ずしも2階のベランダを使う必要性がない。なので、ともすれば、ガラクタ置き場になる(マンションとて、同じ運命になっていることもあるが)。

ベランダをどういうふうに作るべきか。作らない選択肢もあろう。総二階建てなら、ほとんど作らないかもしれない。
うちは折角なので少し使える空間にしたいな、と。とはいえ、狭すぎるとそれこそガラクタ置き場として最適になるので、何とかちょっと広めに。3.5畳くらいの空間になるだろうか。テラスのように使えるベランダという形になった。

椅子とテーブルを置き、秋の夜長、夜風に吹かれながらビールを傾け、遠くの北斗七星を眺める……ことができるかなぁ。郊外なので、目立った夜景はないのだ。個人的には、ベランダから観る夜景は、都会のほうが好きだ。幾つもの明かり、開いた窓、垣間見える他人の世界、人生、悲喜。都会の雑音……。まあ、密集して家が建っている場合、隣家の屋根しか見えないことも多々だが。

それはさておき。もう一つ、ベランダの屋根。様々な家を見てると、屋根がないことが多い。庇(ひさし)があるだけで。日差しが部屋に入るからいいのだが、雨天時の洗濯物干場としては……。テラス屋根を付けているところも多いが、少しバランスがね。
うちは結局、切り妻屋根になっていることもあり、ベランダ全体を屋根で覆う形になった。日差しのデメリットはあるが、仕方あるまい。

最後に床。まあ、ベランダをどう使うによるのだが、コンクリートの打ちっぱなしはどうも好かない。壁などでは敢えて打ちっぱなしの風合いを好む方もおられるが。私は、後で樹脂製の安いデッキパネルを敷き詰めようと思っていたのだが、ハウスメーカーが最初から茶系のパネルを敷き詰める(傷まないよう)らしいので、それで良しとなった。

ちなみに近頃はベランダの外壁というか、柵というのを木目調にしているのをよく見かける。なかなかいいなと素直に真似したい気はあるのだが、下半分に木目調の外壁を入れる予定なので、被ってしまう。仕方がないので、ベランダ外壁は上半分の外壁と同じにしている。少し寂しい感じがすると、後々何かで装飾するかもしれない……。

veranda