ショールームへ行くことは、未だ推奨したいようなそうでもないようなところだ。最初はさっぱり行く気がなかった。見るべきポイントを掴まないままに行っても、何となくいいなと思う程度だし。既に当たりをつけてから行くのだったら、自分を納得させたいだけだし。それに、幾つも回ったら段々頭が混乱してきそうで。

でもまあ、内部設備はどれにすべきかなかなか決まらない中で、じゃあ一度ショールーム行ってみようかな、とちょこちょこと回ってみた。その中で思ったことは、他の人は結構違うとこを見てるんだなと。パートナーと視点が違う。カタログだけ見ててもその視点の違いは上手く顕在化されにくいのだが、実物を見ながらだと、割と出てくる。内容がどうこうよりも意見の擦り合わせにショールームは効果的だ。
また、折角来たからということで、ウロウロ・グルグルと何度も見て回る。そのうちに見えてなかったこととか、気になるところが出てくる。ほんの少しだけど。そうして求めるべきものが朧気ながら見えてくる。

そんな点では、ショールームに行ったことは私たちにとっては良かった。正直、ショールームに行ったから変わった内容はほとんどなかったように思うが(行くショールームを選ぶ時点でそこそこ当たりがついている)、比較ポイントは増えたし、合意の下に決められたことでスッキリした。
ただ、ショールームを幾つも行っていると疲れてくるし、絞った方がいいかもしれない。また、一から勉強がてら行くのなら予約してしっかりと説明を聞いた方がいいし、それなりに頭に情報があるのなら、予約なしで行った方がいいと思う。予約がないと放っておかれることが多いので、楽。
それとカタログをしっかりもって帰ったほうが後で確認できたり、チェックを付けられたりするので良い。ただ、カタログは分厚い冊子になることが多いので、大きめのカバンを持参したり(手提げ袋ももらえたりするが)、車で行くなどの留意も必要だ。

内部設備に関しては、ハウスメーカーのモデルハウスや事業所にもあったし、外壁などもサンプルがあるので、ショールームでの確認がいらないっちゃあいらない。それに、ショールームには高級シリーズも置いてあるわけで、良い物を見てしまうとどうしても気持ちがそちらに寄ってしまう。一長一短なのだ。

結局行ったショールームは……トクラス、タカラ、LIXIL、TOTO、パナソニック(ケイミュー、外壁)、ニチハ(外壁)、朝日ウッドテック(床)くらいだったろうか。最近は大型テナントにショールームが集結していることもあるので、便利だ。見疲れに本当に注意しないといけないけれど。

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