洗面台にこだわりは正直ほとんどないに等しい。落ち着いたな色合いであればいい。ボウルの形や素材も気にしない。水栓の形は幾らか使い勝手に効いてくるかもしれないが、どれが良いのかさっぱり見当がつかないのであまり考えないことにした。それに、メーカーごとの差が出にくいし。

とはいえ、そんなことを言っていると、さっぱりメーカー選定できないため、とりあえず洗面所としての利便性から攻めた。
まず、鏡の裏の収納庫。脇に収納棚を付けないので(高いから)これは必須だ。隠れるやつがいい。オープンな棚だと必ず乱雑になって見映えが悪くなるので。そこは家族の性格を反映せねばならない。収納量はまあ、できるだけ多く。奥行が出てしまうが、洗面所に置くならさほど関係なし。
それから、ボウル下の収納スペース。ここは、いろいろ物を入れるので少しは真面目に考えたいところ。観音開きはNGで、引き出しに。観音開きでは、奥に入れた物を出すのがすこぶる面倒臭い。仕切りですっきりと整理するのも難しい。なお、最下部を引き出すと台になるものがあり、これは子供が小さいと有難いなぁ、と思った。が、今ホームセンターの踏み台使ってるし、子供が大きくなるとさっぱりいらないので、まあ、チョイスしたものに付いていたら良しという程度で。
次に上の棚。あまり使用頻度のない物を置く棚で、また小さい子供が触ると困るような薬品を置いておける。しかし、高過ぎて使いにくいので、引き出したら連動して棚が下りてくる機能が正直欲しかった。が、少しオプション価格がかかる。ここは、清水の舞台から飛び降りるつもりで、覚悟を決めて、諦めた。
最後は照明。これは値段をケチって蛍光灯にしたくなかった。まあ、標準でLEDだったのでそのままで良し。あと5年もしたら、蛍光灯なんて選択肢自体が消滅している気もする。

そんな総合評価により、洗面台もバスルームと同じくTOTOに決まった。家を作り始めるまで、TOTOがそこまでウェイトを占めるとは思ってもいなかった。今は割とTOTO好きである。

ちなみに、色は茶系の少し深いものにした。木目調で。家のそこらここらで和風テイストが入るので、なかなかビビットな色が似合いにくい。薄くても黄色やピンクは少し落ち着きが……。まあ、木目調はパートナーと意見が合うのですんなりと決着したのだわ。

araiguma
アライグ……マ?