自家発電としては、太陽光発電(ソーラー発電)を載せることに決めた。容量は約4kW。屋根を比較的大きく取れたため、ちょっと容量は大きくなっている。作業費の割合を考えると、あまり小さい容量の太陽光発電を載せるのは得策ではないと思う。
しかし、既に2015年の買取価格は33円/kWh。補助金も少なくとも私の地域は全くない。それでいて、初期費用は大きく下がったわけではないので、回収期間は明らかに伸びている。導入しないという選択肢も十分に考えられる。
私は、住宅を購入するなら太陽光発電を入れたいというガジェット魂も効いていたので、あまり迷わずに導入を決めた。できるだけ原発の電気を使いたくないという気持ちもあるが、自給自足ではなく一度は売電しているので、正確な話でもない。それに社会の中で、製造・運搬・維持管理・サービスなどのあらゆるものに原発の電気は使用されている。自分は使ってないなどとはとても言えない。が、少なくとも自分の家で消費する電気の分を非原発で生産できれば、必要な原発数を下げる微力にはなる。そう思う。
とはいえ、電力会社と契約せず、電気の完全自給自足とまでは到底いかない。そういうのを実現されている方もいるが、私ではまだまだそこには到達できない。将来的にそんな生活ができれば嬉しいのだが。

実のところ、太陽熱も効率高いし魅力的なのだが、お湯としてしか使えないこともあって。最近は屋根に載っているのをあまり見かけないし。しかし、ようやく太陽光発電に合わせて熱も併用して利用しようとする試みが出てきている。将来的には太陽光と太陽熱のハイブリッドが主流になるのではないかと勝手に考えている。

それにしても、ソーラーパネルはまだまだデザイン性が低いと思う。屋根は外観の中で意外と主張する。ソーラーパネルは武骨だなあ、と。架台の低いものはちょっといいが、隙間にゴミが溜まりそうで。CIS系のブラックなソーラーも少し良さを感じるが、ただのっぺりと黒いだけという気もする。
また、屋根一体型はすっきりとするんだが、屋根柄の面白さという点では魅力がない。メンテナンスも面倒そうだし。
もうちょっと何とかならないものかな。ちなみに、我が家では多結晶Si系にした。単なる価格の問題だ。屋根が広く取れたので高効率性を追求しなくても良かった。架台は武骨なのが見えそう。気に入らないが仕方ない。

買取価格が20年になるので安心感が出る。売電価格もかなり大きくなるし、産業用を使うのであれば、初期費用も抑えられてくる。随分考慮はしたのだが、かなり広い片屋根か平坦な屋上に付けることになるため、外観デザインと内部空間的に妥協できなかった。買取価格が下がったのも大きい。そんな形で見送り。

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