2016年から2020年までの5年間の太陽光発電の月別発電量推移を示している。2015年12月から稼働開始しているので、正味初期から5年間で発電量が変化したかということになる。これを見ると、3月から8月でコンスタントに発電してくれていることがわかる。例年あまり傾向は変わらないが、7月はやや不安定だ。これは、梅雨の影響でどれだけ晴れる日があったかとか、梅雨がいつ明けたかということが影響していると思われる。特に2020年7月の落ち込みはなかなか梅雨明けしなかったことによるかと。梅雨が明けた8月は発電量が一気に回復している。
ちなみに、2019年8月だけ異常な低下を示しているが、これはパワーコンディショナーが突然壊れたためである(⇒太陽光発電(パワコン)が壊れる)。これを見ると例年より300kWh、おおよそ1万円分程度損失を出している。本当にひどい。

月別発電量のグラフ
月別発電量の推移

2016年を1として、2020年までの総発電量比率を見ると、2019年と2020年が低く一見発電効率が低下してきているようにも見えるが、2019年は前述したようなパワコン故障と7月の発電量の少なさ、2020年も7月の発電量の少なさを加味すれば、現実的にはほとんど変わっていない。ここまではまあ、発電効率はほとんど落ちないのは想定しているので、さらにここから5年間見て、どれだけ効率が落ちるかというところだ。売電価格は10年間しか高くないので、その後は蓄電池を設置したいのだが、蓄電池価格が十分低下しているかどうかが鍵になる。画期的な電池技術が出てくれば、本当に世界は一変するなと思う。脱炭素化、EV(電気自動車)の世界的推進で急激に蓄電池開発が進んでいるので、もしかしたら急速な低価格化もあり得ないことじゃない。けれど、そうなったらEVが蓄電池を兼ねるのが一般的になってるかもしれなくて、結局蓄電池買わないかも。平日自宅に車を駐車させていることが多い家庭にはEV兼用はやりやすいだろう。

総発電量推移グラフ
年間総発電量の推移

しかし、月別を改めて眺めて、3月って結構発電するんだな、と。暖かさ的には、もう少しもう少しと感じる日々が続くのが3月の印象だが、太陽光的には本当に春っちゅうことだ。