唐突だが、パソコンでアンケートサイトに登録している。頻繁に届くアンケートに答えることでポイントがもらえる。はっきり言って労力の方が多い。生活の中でいろんな割引を活用したり節約する方が遥かに得になるだろうと思う。しからば何故アンケートをするか? 単純に増えるからだ。仕事以外でお金のようなものが増えるということはほとんどない。ポイントが貯まるサービスは他に幾つもあるだろうが、それらは基本的に先にお金を使わないといけない。手持ちが何も減らずに何かが増える。それは純粋に嬉しい。

ま、そういうわけで太陽光発電も同じ高揚感を感じさせるのだ。設置時の初期費用なんかさっぱり忘れて。今、目の前で売電している、何も減らない、増える一方。ここが楽しい。

前置きが長くなってしまったけれど、太陽光発電を設置してから3ヶ月の買電・売電量を示したい。
下表の通りだ。

出力:4kW
買取価格:33円/kWh
期間消費発電
1月278kWh7,393円304kWh10,032円
2月238kWh6,156円305kWh10,065円
3月222kWh5,574円378kWh12,474円

平日は不在なのでほとんどを売電していると見て良い。土日は家にいるので、日中は太陽光発電の電気は優先して消費される。大体、発電量の2割程度を直接消費しているのではないかと推察している。ならば、直接消費を入れなければ正味の発電量は12,000円、買電量は7,000円くらいになるだろう。発電量はキロワット当たり3,000円を想定しているので、なかなか順当だ。冬は若干発電量が下がるかと思っていたので、予想よりも良いくらいだ。
オール電化にはなっていない。また冬なのでエアコンと遠赤外線ヒーターは使っていた。エアコンはリビングのみで冷房能力5.6kwクラス、ヒーターは消費電力1kWクラスだ。床暖房はそんなに使用していないので、電力消費にはほとんど影響していないだろう。リビング以外での電力消費がないので、買電量は一般家庭よりは結構少なくなっている。

結局、電力量で純粋に比較しても発電量の方が多いので、電力消費ゼロは実現できている。屋根が広く、4kWを載せられているからだが、3kWならイーブンが良いところかもしれない。家族が多かったりすると、4kWでも少々苦しいところ。
勿論、ガスを含めると全然ゼロエミッションまでは到達できていない。もう少し太陽光パネルを載せ、エコキュートやエネファームを組み合わせると、(創エネと消費の総合で)ゼロエミッションに近いところにはもっていけそうだが。

それにしても。リビングのモニターのLEDの色で、今現在消費を上回って売電しているのか、消費の方が多くて買電しているかがわかる。晴れている休日、エアコンやヒーターを点けていても売電が上回ることは多々ある。そんな時嬉しくなるが、いやいや、太陽光の高い電気をエアコンやヒーターで消費してしまっているわけなのだから、損と言えば損なのだ。ジレンマを感じずにはいられない。電気を作れば作るほど、節約したくなるというのは良い傾向なのかもしれないが。

春は暖房もなくなるので、もう少し売電量が増えるだろう。夏の冷房は怖いが。まあ、しばらく様子を見てみよう。
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