床材として、玄関とリビングは少しお金をかけて朝日ウッドテックのライブナチュラル「ブラックチェリー」になっている。リビングについては、キッチンの床まで統一している。
その他は標準の床(ダイケンの「ハピアフロア」)になっており、廊下と書斎はティーブラウン、洋室はミルベージュ、寝室はダルブラウンと僅かながら多彩になっている。

そんな床を3ヶ月使用した実感を記載しようと思う。
まず、ライブナチュラル「ブラックチェリー」だが、特有のガムポケット(樹脂痕)が本当にアクセントになる。どうしてもゴミが落ちていると勘違いしてしまうのだが。逆に少々ゴミが、落ちていても目立たなくて良いような……。ガムポケットは好みがあるだろうけど、今はなんか愛着の湧く存在になっている。
ピュアハード塗装というものが行われているのだが、いささか表面に傷は付きやすい。表面がマットな感じではないので、薄い傷でも見えてしまう。椅子の脚の底に傷防止のパッドが付いていないと、イチコロで擦り傷が入る。まあ、微細なので、斜めから光が当たらないとなかなか見えないが、リビングには窓が多いので、よく見えるときもある。
まあ、微細なものは考えても仕方がないので日常生活の傷として不問としている。表面塗装の傷に過ぎないので、透明な何かで埋めれば、特には見えなくなるだろう。

実は引越しの時に、机の金属製の脚で階段近くの床を長く引っ掻いてしまって、この傷は白くなってしまった。表面塗装を結構やってしまっている。下の突き板がどれだけやられたのかはわからないが、突き板はそれなりに厚いのでやられていてもほんの表面だけ。
いずれにしてもこれは流石に目立つので、かくれんぼうを使った。一回目は直ぐに剥がれたが、もう一度念入りに刷り込むと安定した。今から思うと、こちらも透明な何かで埋めるだけでも何とかなったかもしれない。

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かくれん棒で補修した床の傷

そんなわけで、傷に関しては無垢板の方が目立ちにくいのではと考えている。染み込みとかは一切ないので、拭き取りはとてもしやすい。手触りは塗装されている分それなりだが、滑らか感は気持ちよくもある。ペタペタしないし。

また、それとは別に少し思っていることは、床暖房を入れてある場所の床は、何もしなくても冷たさが少ない。断熱がしてあるからだろう。そこはちょっと快適。

次に、ダイケンの「ハピアフロア」だが、リビングほど使用時間が少ないこともあり(結局、まだリビング横の和室で寝起きしていて、寝室を使い切っていない)、目立った傷はさっぱりない。椅子の脚に付いているプラスチックの車輪にも負けている様子は特にない。マットな仕上がりなので、傷が目立ちにくいというのもあるだろう。
ただ、ダルブラウンは色が濃い故にゴミが目立つ。掃除好きには逆に良いかもしれないが、面倒臭がりの人間にはやや心に引っ掛かるのだ。