災害時に必要になってくるのは、食料、水、火、電気の4つが基本と思っている。そのうち、食料は非常食を幾らか常時蓄えているとはいえ、結局それほど長い日数分を確保するのは難しいのである程度諦めている。それから、水は主に赤ん坊のために常備しているペットボトルが回転消費されているため、いざという時にも飲料水は数日間分はある。用水としてはたまたまお風呂の水が残っているかくらいしかなく、ちょっと不安要素は残っている。以前から補助金を活用した雨水タンクの設置も検討してはいるが、設置場所と容量とでまだ悩んでいるところだ。
そして、火。幸いなるかな、うちはプロパンガスなので地震などにより余程の被害が出ない限り、火はどうにかなるような気がする。ガス管の損傷は気になるけれど……。最後に残ったのが電気だ。電気は比較的復旧が早いと言われているが、送電線網がそれなりに無事な必要がある。それに様々な情報をいち早く収集するには、スマホやテレビなどが電源の心配なく動かせることが大事だ。我が家の場合、太陽光発電を屋根に抱えているので天候が著しくない限り、自家消費モードに切り替えればそれらの充電や稼働くらいには何とかなりそうだ。

しかしながら、懸念しているのは「屋根の太陽光発電やパワコンが災害により大きく損傷してしまうこと」「避難所への一時退避の際に電気を供給できるものがなくなること」の2点だ。これらの問題を解消する方法として、前からポータブルのソーラーパネルを買いたいとは考えていた。昔は単三電池などの充電池を充電できる小型ソーラーパネルを(趣味で)自作してたりもしたのだが、いろんなものを充電しないといけない昨今ではちょっと追いつかない。最近ではAmazonを見てもたくさんのポータブルのソーラーパネルが販売されており、昔よりも選択肢は豊富だ。豊富過ぎて、何を買っていいのかわからなくなりつつあるが……。

つらつらと悩みながらも結局ポータブルのソーラーパネルを買わない日々が続いていたのだが、ひょんなことから手に入れることになった。買ったのはAUTHENTICのソーラーチャージャー21Wというものなのだが、21Wにしては安く、値段の割にしっかりと作られている。A4サイズの大きさで畳むと厚さもそこそこ出るので街中持ち歩くにはちょっとという感じだが、災害用とか登山用(まあ、いつかやるのならば)とかにはうってつけだ。

冬の弱い日差しながらも、7型のタブレットが充電できるかどうか試してみた。1時間くらいで直射日光があまり当たっていなかったにも関わらず15%近く充電できた。これくらいの充電性能なら活用できると思う。
うーん、家づくりとは少し毛色の違う話だが、まあインフラの確保・安全の確保の点で家づくりとポータブルソーラーパネルとは共通しているので良し。

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