庭の様々な木々は全てパートナーが選んだものだ。イングリッシュガーデンが目標なのだとは思うが、どういう基準で選ばれているのかは正直分からない。葉っぱ? 枝ぶり? 花? きっとそれはそれで理屈があるのだと思われる。
それはさておき、何年も前に植えたシマトネリコも特別世話しているわけでもないが大きくなった。それはそれで良きことだが、そうなると横に電信柱があるわけで、架線に枝が近づいてきた。そろそろ、本格的に剪定が必要である。これが公共の場所に立つ電信柱なら、自衛的に電力会社にも頑張ってもらわないといけないが、自分の土地に立ててもらった電信柱である故、さすがに我々が対処せねば……。


活躍するのは、いわゆる高枝切り鋏。パートナーが満を持して買った物だ。家建てるまで、テレビショッピングを観てもそんなものの必要性は1ミリも感じなかったのだが、まさかそれを重宝がる日が来ようとは。しかし、実際刃渡り5センチ程の鋏では1センチ強の太さの枝を切り落とすのが限界だ。それも、軽いアルミ製の物を使っても、上を見ながら切り落とすのは結構大変。まあ、慣れと体力に加え、もっと高価な道具があれば違うのかもしれないが、そのために鍛えてはいないし、幾つも試し買いするわけにもいかない。
そこでさらに出てくるのが、付属の鋸アタッチメント。これで太い枝も切れるわけだ。が、中途半端な太さの枝は揺れて揺れて切りにくいのなんの。棒の先だから、コントロールできんし。鋏より3倍疲れが早い。


とかなんとかブツクサ言いながらも剪定完了。次の時までどれだけもつだろうか。しかし、生木を切るのは少し心が傷む。ガーデニングに慣れていないせいだろうが、収穫済の野菜の根を引き抜く時にも似た寂寞感。植木屋さんてなぁ、厳しい仕事なのだな、と。

剪定後。あまり短くなってないのは気力切れのため