土地として選んだ場所は畑だ。そのため、水道が整備されていない。これは立地条件にも依り、近隣に既に住宅があれば運よく水道が既に整備されている可能性もあるのだが、私の場合はNoだった。
それで、私の地域の場合「上水道は自腹で敷きなさい。下水道は町がやるから」という形になった。宅地予定の前の土地は、土地所有者が町に提供して作られたものなので、その際に上水道敷いといてくれればいいのに……と恨み節を言いたいところだが、使う予定が決まっていない上水道を町が敷くわけにもいかなかっただろうし。下水道敷いてくれるだけでも良しとせねばなるまい、と。

近くまで上下水道は通っているので、問題はそこから何メートル離れているか。距離にしたがって、ひっぺ返すアスファルトの量も違えば、配管長も異なってくる。ここが費用のかさみ度合いの差になってくる。
結局のところ、上下水道を同じ業者で一度に行うことで(上水道)費用の圧縮をしてもらった。それでも30メートルくらいの延設工事になるだろうか、100万越えはしてしまった。ここは辛いが最初からわかっていた費用。初期見積りよりかなり下がったことでこれも良しとせなばなるまい。

ちょっと面倒なのが、工事のタイミング。下水道は、家が建つことを確実にしないと工事許可してくれない。つまり、建築確認が下りないと始まらない。一方で、上水道はさっさとできるんだが、上記のように上下水道を一度に工事するため、やはり建築確認後になる。ハウスメーカーとしては、上水道は早めに欲しいところなのだろうけど、そういうわけで、上下水道工事が完了するまで造成に入れない見込みとなった。まあ、日程的な影響は軽微だと思われるが。

ちなみに最初からプロパンガス前提だったからいいけど、都市ガスが近くまで来ていたらまた悩ましいところだった。どういう費用分担になるのかは知らないが……。それにしても、この辺の土地に来るまでガスラインは結構普及していると思っていた。が、プロパンガスのところが結構多いのね。まあ確かに山間とか高台にガス配管敷くのはとても面倒だろうから、理に適ってはいる。なんとなれば、今は災害時にガスラインが止まることを考えれば、プロパンガスがいいかと頭を切り替えている。