先日、排水口に作った苔壇(花壇ではなく、誰が何と言おうと苔壇だ。勿論、誰も何も言わないが)はそれなりに生きている。春を十分に過ごして様子を見るつもりだったのだが、少し雨が降るとべらぼうに水が溢れ出すこともあり、何だかむずむずしてきたのでいきなり拡張工事をすることにした。最終的には擁壁の2面を苔壇で構成するつもりだが、次のステップはまず1面だ。
ホームセンターからプチブロックを追加で24個ほど購入した。色が複数あるので折角だから他の色も使ってアレンジを施すことにした。と言ってもレンガなので大した色の差はないが……。
プチブロックを並べつつ、ブロック同士をコンクリート接着剤で繋いでいった。コンクリートを練ってブロックをきっちりくっ付けるよりも勘弁だし、失敗してもやり直しが比較的楽だ。前回に配置していたプチブロックも形状などを後から変更できるよう接着していなかったので、それらも合わせて接着。混合ケト土を隙間埋めに用いていたので、一時的にブロックを外しても土が崩れ出ることはない。

その後、例によって混合ケト土を練って、ブロックの隙間を埋めていった。結局、前回使用量と合わせて混合ケト土800g分を使い、約2メートルのブロック列の隙間がギリギリ埋まるくらいだった。
そして、これも前回残りの苔用の土(天然鉱物質100%苔の土・テラリウムの土)を入れたのだが、思い切り分量が少なかったのでせいぜい薄く全体が埋まったくらい。本来ならもっと土を足してちゃんとすべきところだが、こんなもんでまあいいや、そのうち何故か盛り上がってくるだろうという適当癖がまた出た。
次は苔を敷き詰めに。が、また苔をネットで購入すると結構な費用がかかる。そもそも30cm幅くらいでもある程度したのだから、全部埋めようなんて思うと。
そこで、近所の道端から苔を採取してきた。道も奇麗になっていい。何苔かは知らないが、見た目はそんなに悪くない。ただ、敷き詰めようとすると相当の分量が必要だ。コスギゴケと喧嘩されても困るし、島状に置いてみることにした。
そうすると伊勢湾か瀬戸内海の群島を見るようでなかなかいい感じ。置いただけなので突風は心配だが、その辺は何とか自分で固定してほしい。なんとなれば、岩に付いている苔は何もしなくてもあんなに強固に付着しているのだから、自分できっと何とかしはるだろう(と信じる)。
群島が成長し、やがて苔王国になるかどうかはまだこれからだ。

それにしても苔を配置してからとにかく雨続きだ。春への季節変わりとはいえ、いくら湿気を好む苔でもカビが生えそうだ。駐車場の汚れを心配して始めた苔壇だが、段々と苔の生育が心配になってきた。何をどうしようとも心配の種は尽きまじ、というところか。

Moss-island
ブロックで囲まれた苔群島