家が荷物で満杯になっていなければ、少しばかりの備蓄はちょこちょことした場所に置けば何とかなる。が、昨今の事情を鑑みてかなりの量の備蓄をしようとすると、建築の段階から考えておかねびならないだろう。

我が家の場合、屋根裏部屋を作ったのでそこである程度の備蓄は可能になっているのだが、屋根裏部屋では水などの重い物を大量に入れるには運ぶのが大変だし、地震などの際にはアクセスがしにくい恐れもある。加えて食料品のローテーションをするにも管理がいささか面倒。つまりは利便性としては限定的だ。
その他としては、シューズクロークも備えている。玄関周りにしまうものは結構多くなると考えていたので、ちょっと広めに作っていたのだが、ここを重い物の備蓄スペースとしては十分使える。ただ、外套やら遊び道具やらアウトドア用品で既に一杯だ。非常時が想定される場合と常時で使い方を変えないといけないかもしれない。

食料品の備蓄場所としては床下も候補だ。我が家では、キッチン上の棚を作ったこともあり、床下収納は費用的に諦めた。しかしながら、使いやすさ、管理のしやすさとしては一番かと思う。今から思えば作っておきたかった気もする。もっとも、作る際にはそこそこの量が入るように、また床下の冷気が上がってこず保存も効くように断熱性をちゃんとしておいた方が良いように思う。

残りは庭や家の裏側。食料品を置くには安全性が低いのでお勧めできないが、それ以外の物資についてはコンテナなどを設置してそこに保管しておけば、いざという時役に立つだろう。隣家との距離が狭い場合はそうもいかないが、ガレージ奥等の代替場所は事前に考えていた方が良いと考える。まれにガレージにガラクタが山積みされているのを見かけるが、見栄えの点ではそこは避けたい。打ちっぱなしのコンクリート壁に後から棚を作ろうとすると面倒なので、予め保管棚を作っておいてもらうのも手だろう。