たまに帰っては来るがまたいなくなったり

ツバメは今年もやってきた。人間世界のえらいことなってることもお構いなしに。で、これまでは作りかけの巣は正直あばら家のようだった。だが、今年はちょっと違うようだ。補修を重ね、今年は本気モードが感じられる。なんとなれば、下の濡れ縁にちょっと糞を落としてくれるくらい本気だ。あるいは、近づいてきたカラスを突付いて追いやるくらい本気の様子。しかし、しばらくしたらまた静かになって、見かけなくなったような。果たして巣に卵が入っているのかいないのか、それが問題だ。

こちら側の問題としては昨年に続き、糞対策。やはり濡れ縁の木材へのダメージは大きそうだ。通販の箱で代用しているが、昨年の美麗な糞受けあるいは糞エネルギーシステムの壮大な構想はどうなったんだと自問したくなるくらい、簡素でしょぼい。しかし、本格的に糞を落としてくれるようにならないとこちらも本気になれない。
もう少しツバメが防犯とかに役立たないか、どこから来てどこに去るのか、ドローンでも使って追跡したりとか、これまでとは違う共生の楽しみ方を考えたいのだが、未だなかなか思いつかない。そうしているうちに爽やかな気候が去り、いつの間にやら梅雨になっているのだ。

外を自由に飛び回れるツバメをこれ程羨ましく思った5月は生まれて初めてかもしれない。