外出自粛な状態で何をしようか迷っていたのだが、家の関係は掃除くらいで新しいことは中々見つけられなかった。ツバメはやって来たものの、結局またも空き家に。まあ、空き家というか別荘状態。ランデブーに使われているだけとしか思えない。
そんな折にたまたま古いベンチが目についた。近所の義父母の庭に置いてある物だ。目についた、というより、小さな我が子がベンチの上で飛び跳ね、おもらしをしでかすのを見ていると、大分木が劣化しているなと。このまま腐って急に折れても事故になるし、第一おもらし染み込んでるし。

というわけで木の部分だけ付け替えることにした。が、しかし、時期的にホームセンターのカットサービスもやってなけりゃ、工具も貸してくれない。また、サイズ的には1✕3で長さが1100mmのものが10本なのだが、手頃な合うサイズがあまりないので少々困った。一本一本買うと高くつくし。
そこでやっぱりインターネットで購入。そうなると折角なのでハードウッドにしようと。まあ、いろいろ検討した結果、ハードウッドの定型サイズの売り切り品が一番安かった、というのが実状だが。買ったのはイペの12✕40✕1200mm。少々薄く、幅も狭いが致し方なし。ハードウッドなんで硬さはまあ、何とかなるだろうと。
送料入れて5,000円弱。SPF材に比べればきつい額だが趣味の一環としては許容範囲か。GWを挟んだので到着するのが遅れたけれど……。

カットする必要がないのが死ぬほど楽で。予定の位置に電動ドリルで穴を空けた後に、軽くヤスってから塗装。ハードウッドなんで無理に塗装しなくても良い気もしたが、ベンチとしては色褪せたくもなかったので。今回の塗装はジェルのタイプを初めて使った。ステインで屋外塗装にも使え、防カビもあったように思う。なんとなくマホガニー色を選択いたしました。
多用途の不織布で粘度のややある液をドボっと出しては塗り込んでいく。刷毛を使っての塗装と比べて特段軽快というわけでもなく、刷毛のさあーっと塗る方がちょい楽しいかもしれない。しかし、残った液の扱いとか、刷毛の洗浄とかを考えるとすごく楽だった。

後はステンレスのボルト・ナットと木ネジ使って止めていくだけ。やや穴位置がずれてて、途中きつくなったりもしたが。
あっさりと完成。準備の割には2日で作業が終わった……。暇つぶしにもなり切れなかった。
隙間がある分、お尻の座り心地感は正直今一つなのだが、硬さはあるのでまあまあというところ。金具の錆を除けばいい感じに仕上がっているように自分では思う。本来なら金具の錆も落とし、防錆塗装をした上で完成なのだろうが、錆を落とすと身がなくなりそうで。何より面倒くさかった。錆がある方がアンティーク感があるのだ、と勝手に言い聞かせている。