玄関前の柵は完成したので、次は濡れ縁前の柵に取りかかった。しかして、ここにはプランターが置いてある。柵の外側にプランターを置く案も考えられたが、ちょっと幅が狭い。そこで、プランターを避けた柵を考えた。
プランターの上を高架のように柵が走る形だ。そもそもが子供が不意に落ちないようにするのが目的だったので、そこからは若干逸脱しそうな形状なのだが、下の隙間はプランターと支柱でガードする戦法だ。
材料と寸法は既に最初の柵作りで用意していたので、後はひたすら作るだけだ。しかし、今度は幅が4m、支柱が5本もあるので前にやったような先に柵の形を作ってから立てるという方策が取り難い。柵が重すぎるし、ずれが大き過ぎるかもしれないからだ。
そこでまあ、こちらの方がノーマルな方法なのだが、支柱を立ててから横板を打ち付けることにした。

まずは両端と中央の3本の支柱から立てるのだが、水平器だけでは垂直を出すのに今一つ自信がなかった。なので、安いレーザーレベルを中古で買って、それで調整した。使用感としては、安いなりに使えたが、安いなりの使えなさもあった。水平と垂直が一度に出せるので、それぞれの支柱の高さ合わせは楽だった。が、屋外で使うには少々非力で垂直の合わせが頼りない。結局、垂直は水平器を最終的なベースにした。
上記のように水平と垂直を慎重にしたので、そこは割ときっちりいけたのだが、支柱の軸方向の回転を失念していた。おかげで右端の支柱はかなり捻れてしまった。まあ、真横から見ないとわからないくらいなので、横板をやや緩めに止めたら何とか誤魔化せた。やはり座標をきっちりするには、3パラメータを大切にせねばならぬ。

支柱はインスタントセメントで仮止め。なお、玄関前の柵と同じく、束石の代わりにコンクリートブロックを埋め込んでいる。
支柱さえ決まれば、後は横板を仮固定してネジ止め位置を鉛筆書きし、一度穴を空けた。それからまた支柱に仮固定して、横板の穴を通して支柱側に下穴を支柱に空けた。M5.5mmのネジに対し、横板の下穴は4.8mm、支柱のそれは4mm。また、仮固定はプラスチックのクランプで先に抑え、下に横板の支えとなる木片を支柱に養生テープで取り付け。これにより、穴空け時の振動でずれることもない。

横板をネジ止めしてから、3本の支柱を本固定。次に残る間の2本の支柱を仮止め。高さは横板を基準にして、さらに水平、垂直はもう水平器のみにした。今更、この2本が少々ずれたって他に影響を与えないから。けれど、不細工に傾いていたら悲しいのでそこだけは遠目に見て慎重に確認。
支柱を基準に横板に穴を空けたら、後は要領は同じだ。

こんなプロセスで一応完成はしたが、真夏の炎天下にする作業ではなかった。元々、5月GW前に材料手配を済まし、GW中から始めようとしていた作業。それが手配が遅延し、作業が始まったのが6月。梅雨で中断しながらあっという間に8月仕上げとなってしまった。きつかった……。

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柵と木製プランターのハーモニー(隙間多いが……)
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裏から見た感じ