先日作った柵の横。まだ空いていて自由に行き来できる。結構便利なのだが、家を囲む柵としては中途半端だ。しかして完全に柵にしてしまうと庭へのルートが家の裏回りしかなくなるので、水やりやなんやかやと不便だ。そこで、扉にしておこうという構想は前からあった。が、ここもハードウッドでやろうとするとまたそれなりに費用がかさむし、前の柵製作で力尽きた感もある。で、既製の木製扉を買ってくることも考えたのだが、微妙な幅と高さでぴったりくるのがなかなかない。

そんなわけでホームセンターで買ってきた安い木材で扉を作ることにした。定番は2✕4の木材だが柱とか横板に使いやすいものがない。それに木目が今一つ。かといって、杉や檜は部材点数が多くなるとこれまた費用がかかるわけで。結局、サイズと値頃感から米松の荒材を使った。ホームセンターでカットしてもらうので自分での寸法加工は全然なし。荒材ならではの表面や角のガタガタがあるので、ヤスリがけだけ丁寧に。
下穴を開けたあとに塗料塗り。以前、濡れ縁の塗装に使った分の残りを使ったのでこれも費用はかからなかった。渋い茶色になる上に防腐効果のあるステイン塗料なんで気に入っている。まあ、家の至るところをこれで塗ってしまうと、あちこち茶色一色になってしまってどんならんのだが。
ビスも柵を作った残りだ。この辺は本当に残っていても使いようがないので。皿が深くて、皿取りがやや面倒くさいのが難点。

まあ、作り始めたら大した手間もかからずに出来た。後は取っ手と止め金なのだが、未だに悩んで付けていない。取っ手はホームセンターのは面白くないし、美麗でもない。インターネットではなかなか屋外用はないし、その上高い。スチール製は錆びるし。いつか古道具屋かアンティーク屋でいいのを発見したら買おうかと思っている。
それから止め金。最初はながーい丸落としを買おうと考えていたのだが、そんなのは世間に全然ない。引っ掛けるような止め金を付けようにも、止める相手側の施工が難しく、距離も遠くてこれまたあんまりない。無理に付けると強風などで強い力が集中して割れそうだし、ガタガタしてやかましいのも難儀だ。というわけで、これも考えあぐねて石での仮止めになっている。いつかいいのが閃くかな、と。

やっと柵系が一段落した。冬までかからなくて本当に良かった。

さりげなく左上に開いた時の衝突防止ゴムが打ち付けられている