冬になって、庭をいじる元気の出るような気温ではなくなってしまった。寒さにはことのほか弱い。とはいえ、来年に向けて、今やっておかないといけないことは多い。
この1年を振り返って思うことは、とにかく雑草。元々地面が硬く、雑草すら生えるのだろうかと思っていて、実際春にも特に何かが茂ることはなかったのだが、夏の日差しの力はあまりにも偉大だった。見事に雑草が繁茂してくれた。それでもまあ、草は草、愛でればいいかと思っていたのだが、壁際に生える雑草は殊更みすぼらしく、まるであばら家なのではないかと思わせる雰囲気を醸し出す。通り路もなくなるし、壁際はとにかく刈りにくい。

そういうわけで、雑草の勢いの落ちた秋から少しずつ対策を続けてはいる。大寒が来ないうちに完成させねば、本当に作業する気が失せる。
まず、遊び場と称して人工芝を1坪ほど。これは夏からの作業だった。また、隣接してデッキパネルを1畳ほど。前の場所に敷いていた時は平坦性がなくぼこぼこして今一つだったので今回は整地しながら煉瓦の平板を丁寧に敷いた。相変わらず水平を取らずに目視だけだが……。
さて、ここから。外壁周りの砂利を増強した(砕石5号)。エアコン室外機周辺とか、刈りにくくなる隙間を重点的に行い、通り路も確保できるように敷いた。
そして、次にグランドカバーとしてサギナ(アイリッシュモス)を点在させた。選んだ理由はホームセンターでもふもふ感が気に入ったからだけのこと。植物はよく知らないのだ。それに、購入を悩んでいるうちに植え時を外し、それがためにかなりセールになっていた。予定よりたくさん買えたので、そこらじゅうに植えてみた。うーん、水はけとか何も考えずにやってしまった。春になったらどうなるかで先を思案しよう。

最後に芝生だ。人工芝や砂利だけでは、自然の緑がなく寂しいし、サギナで全部覆われるとも思えない。逆にサギナで埋め尽くされたらそれはそれで困る。そんなわけで、掃き出し窓の前からデッキパネル辺りまでを芝生にする作戦で進めることにした。
これもまた、植え時ではない。そのため、土壌だけ準備して、春になったら姫高麗芝を敷こうと。水はけの良くない土なので、まず土を掘り返した。30センチ掘りたかったが、体力がもたない……。20センチ強で断念した。次に砂を底に敷いた。5センチくらいだろうか。もう少し厚く敷きたかったが体力がもたない……。赤玉土と元の土を混ぜてそこに被せ、最後に培養土と元の土を混ぜたものをさらに被せて準備完了。これで後は春に芝生を敷くのを忘れないことだけだ。忘れると格好の雑草育成地と化す。
残った土と培養土を混ぜて畑を拡張。但し、何も植わっていない。これも春の仕事か。

なお、正式な砂場も完成した。80センチ四方くらいを木で囲い、防草シートで土が混ざらないようにした。抗菌砂を入れたかったがホームセンターになかったので、除菌砂で妥協。60キログラム程度入れて完成した。
悩みは猫のトイレとなってしまうこと。他に柔らかい土が周りにたくさんあるので、敢えて砂場を選ばない可能性もあるが、さらさらとした砂心地はもしかしたら猫にはたまらんものがあるかもしれない。スノコの蓋を考えていたが買いそびれて、とりあえずはブルーシートで塞いでいる。なんか工事中みたいだ……。

deck_panel
デッキパネルと人工芝
sunaba
除菌砂の入った砂場(猫避けシート付)
sugina
スギナのクリボー頭たち
siba_tokotuchi
春のための芝生の床土