夏だ。庭いじりには最も向かない季節である。しかし、ペンペン草も生えないだろうと思えた固い固い土の上に、雑草が容赦なく繁り始め、見映えがさすがにどうかという段階になって、ようやく手を入れ始めたのが真夏。春の油断を後悔しつつ、いろいろと作業を始めている。
雑草対策にとそもそもクローバーを植えていたのだが、生い茂り過ぎ、また他の雑草と混じってボーボー感丸出しになったので、クローバーごとかなり削った。パートナーはその跡地に敷石を配置し、砂利とグランドカバー草で埋めて、雑草対策とする計画だ。その向こうに花壇があるので、とにかく花壇が雑草に囲まれて見えなくなるのを防止したいらしい。

それから、子供の遊び場。砂場にしたいという要望があったのだが、どでかい砂場にするわけにもいかず、抗菌砂をどれだけ入れるか、猫対策どうするかと迷い、囲いを作るのをサボっているうちに雑草のワンダーランドに。それでも私はのんびりとした風景に感じていたのだが、パートナーの気にはいらないらしく、人工芝計画が発動された。
元々、天然芝をやろうとはしていたのだが、外構業者から水はけが悪く腐る可能性を強く指摘されたことでやる気は失せていた。たまたまホームセンターで見た人工芝の風合いが良かったので、それを敷いてみることに。防草シートを敷いた後91×182センチの人工芝シートを3枚、コの字型に敷き、都合3畳のエリアを作った。……のだが、下地の平坦性が上手く出せず、どうしてもうねる。砂や土をそこそこ入れて平らにはしたつもりなのだが、それでもなかなか。暑さとの戦いで、平坦性はまあそこそこで妥協することにした。U字ピンで押さえて終わり。それなりの感じにはなったからいいかな、と。

そうなると、人工芝までのアプローチが欲しくなる。素足で吐き出し窓から行けるように、デッキパネルで繋ぐ。手元に10枚はあるので(他のところにひっそり置いていた)、足りないがとりあえずはそれを使うことにした。これも平坦性を出さないとボコボコになるのでいささか苦労する。夏の間には完成しないかもしれないので、ぼちぼちいく。ちなみにデッキパネルは吟味したのだが、熱くならない木製か木樹脂の選択で、できるだけ自然物ということで木製にした。ハードウッドにしたかったのだが、べらぼうに高いので手が出せない。安いシダーはすぐにへたりそうなので、アカシア製の物に落ち着いた。

最後に畑。畝を作ってオクラとモロヘイヤとニンジンをやっている。オクラはできるのだが、残ったのが一株だけで、久々に収穫できるくらい。モロヘイヤはさすがに強い草。そこそこ育っているが周囲の本格的畑に比べれば小さい小さい。ニンジンは幾度か青虫に全滅させられかけ、今三株だけがちょびっとずつ生長している。
やはり、畝が低すぎるのが低成長の要因のようだ。高くして水はけを良くしながら大きく生長できる空間を確保しなければならないらしい。少し涼しくなったら改造と拡張に入ろうと思う。ちなみに、直植えしたトマトに至っては、見事なスキニースタイルになってしまった……。
人工シバシバ