冬の間、テキサスの荒野と化していた我が家の庭。寒くて降り立つ気にもなれなかった。しかし、ついに春は到来し、いよいよ庭いじりに入ろうかと思っていた矢先、不毛の大地と思われていた庭のそこらここらから雑草が。雑草などという草はない、とは言いたいものの、人がいじる前に好き勝手に庭を蹂躙されるのは気に入らない。そうこうしているうちに、無慈悲にも雑草はどんどんと成長していく。

パートナーがガーデニングを意気込むと同時に庭の手入れにかかった。まずは花壇。前の家からもってきた(マンションの1階だったので庭があった)、レンガの仕切りを1/4円にして電柱角に形成。その中に市販の培養土を入れるつもりだったが、お金がいくらあっても足りない。次を若干掘り起こし、苦土石灰、ようりん、牛ふん、腐葉土、赤玉土を混ぜて土を整えた。土の再生材のほうが良かったかしらん……。
そこにラベンダーなどが植えられた。

他には、ちょこちょこと境界に沿っていろいろと植えてみている。元々造園の人に幾つか木を植えてもらう予定だったが、紆余曲折あるうちにまあ自分で買ってきて植えるか、とそのような雰囲気になったので、園芸ショップに行っては少しずつ木を買っている。
家の奥には山椒にローズマリー、手前にはオリーブとシマトネリコ(花壇の中)だ。花壇の外、表通りの面にはユーカリもある。この辺、山椒以外は微妙にイングリッシュガーデン欲が現れてきているのだろうか。私にはユーカリはコアラの食べ物としか認識されないのだが。

一部、畑にしてみたが、あんまりきっちり掘り起こしてない。野菜用の培養土や赤土、その他肥料を加えて畝は作ったので、下の土が多少痩せていてもそれなりに育つかとは思うが……。畝にはオクラとにんじん。直接植えたのはししとうとトマトだ。こまめな手入れが必要なくて丈夫な野菜に、ちょっとくらい果実的なものが欲しかったので、少々手間はかかるが中玉くらいのトマト。節操なく選んでみた。先は長い。この間、パッションフルーツの苗もホームセンターで見つけた。悩ましい。

そして空いたところは、クローバーをばら撒いて、雑草対策。これがどこまで効くのやら。一部、砂場作製場所を空けているのだが、早く作らないと雑草ジャングルと化しそうだ。既にスギナと笹が元気に育ちつつある。共に地下茎を精力的に張っているようだ。近隣の畑をやっている方からは根から掘り起こさないとと言われている。うーん、先は長い。

最後に土地が締まってきているのか、家と庭の境界付近が凸凹になっている。土が減ったという感じだ。ここら辺をどうしようか、正直悩んでいるが、とりあえずは5号砕石あたりでこう、格好をつけてみようかと思っている。なんならピンク砕石や豆緑砕石でも面白いかと思うのだが、恐らくお金がもたない。あとはウッドデッキパネルを使う方法。しかし、樹脂製は日射で熱くなるし、安い天然木は朽ちるのが懸念される。ここは奮発してハードウッドに手を出すか。まあ、IKEAもいいけど。

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少しずつ草木が増えている。少し栄養不足か……
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雑草と格闘中。クローバーも頑張っている
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小さい小さい畑