夏の草ボーボーも何とか終わり、庭の手入れが楽にできるようになってから、パートナーからガーデニング用の装飾小物を求められた。感じとしてはおしゃれなイングリッシュガーデンらしい。しかし、私はそれがよくわかっていない。喧騒もなく、歴史を感じさせる静穏でオールドな庭に郁郁とした緑が繁っている、という雰囲気だろうか。とにかく、ガーデニング雑誌にそんなふうにいい感じで木製小物が配されているので、それを真似よう、と。
材料は昔に簡易の柵として利用していた物の廃材やその残りが野ざらしになっていた物を使用した。恐ろしく風雨にやられているのでかなり脆い。が、耐候性、防食性のペンキを塗ってやれば、まあまだ何とか飾りぐらいには使えそうだった。

適当に切り出すサイズを決め、ホームセンターでレンタルしてきた電動工具(丸鋸とサンダーをヘッドで変更できるやつ)で粗方サイズと表面研磨をした。結構表面がボコボコになっていたのでええ加減にしておいたが……。
その後木ネジとか釘で組み立ててから塗装。本来なら塗装してからだが、形を作らないとどうも塗る色が決まらない。なお、あまりに木が弱くなっているのでややスクリューの付いた釘を使った。これでないとショックですぐ外れるのだ。なお、長女は今現在小学一年生だが、母親のために自分で考えたガーデニング小物を作っていた。何かのまじないの道具にしか見えなかったが、「小便するな」の鳥居にも見えるのでこれはこれでいいのかもしれない。イングリッシュガーデンらしいかどうかはわからんが……。

塗装は前に既製の柵に塗ったホワイトアッシュのステインとアンティークグリーンという名のペンキ。元の素材が雑い表面の木なので、塗りムラなどまるで気にする必要もなく、逆にムラが程良い感じだ。乾くといかにもアンティークなグリーンという気が何故かする。
後はこれに100均で古臭い看板みたいなのを付けたりするらしい。何だろう、トマソン愛というか、廃墟マニアというか、ちょっとそんなテイストも感じられる。まあ、これ以上はパートナーの領域だ。納得するまで庭をいじってちょーだい、と思う今日この頃。

緑と白のガーデニング装飾たち