台所を使うにあたり、右利き左利きの影響はあるのか?と問われると、たぶんあるんだろう。冷蔵庫の扉がどちらに開くか、コンロのスイッチがどちらについているか、などなど。とはいえ、パートナーが右利きで私が左利きだが、特に違和感は感じていない。まあ、感じるほど私が料理できていないからだろう。

キッチンはトクラスの『Bb』となっている。凝った点は、 レンジフードをサイクロンフードⅢにしたことくらい。食器棚もトクラスになっている。まだまだどこに何をしまうのかは模索中になっているが、ちょっとはまとまってきた感がある。
不満は特に出てきていない。茶系の色にまとめているのだが、もう少し明るい色で華やかにしても良かったかもしれない。が、どの年齢になっても落ち着いて使えると考えれば、やはり茶系で良かったかなとも思う。逆にシンクは人工大理石で『ピンク色』と派手なのだが、慣れてみると思っていたほど変ではない。いささかシンクの主張が強く、そこに野菜のヘタなどが落ちていると、どうにもこうにも気になってしまうのだが。

吊り戸棚を作っているので、キッチンにオープン感はない。その分、少々キッチン周りが雑然としていても大丈夫という利点はある。私のパートナーにはやや向いている状態だ。吊り戸棚の中には、まだ大して何も入っていない。おそらく日常品を入れるというよりも、非常食などを蓄えておくスペースと考えたほうが良いのだと思う。そういうのは、変によく使う収納に入れると邪魔だし、倉庫の奥だといざと言う時取り出せない。吊り戸棚はその辺ちょうどいい。だが、一度水のペットボトルをたくさん入れてみたが、やたら重いし落ちてくると危ないので、食料備蓄に限ったほうがいいだろう。

所在なさげなのが、ゴミ箱だ。元々建てる前から悩んでいて、置き場所が決まらないな、と。よく通販の家具では、幾つかのゴミ箱を縦に積んだようなストッカーがあるが、収容能力に疑問を感じて。そんなわけで現在我が家では、食器棚とコンロの間にポツンと生ゴミ用のゴミ箱が置かれている。最近、知らぬうちに少し洒落たゴミ箱が冷蔵庫横にもポツンと増えたが……。生ゴミ用は本当に難しい。将来的にはコンポストを頑張って作るか。生ゴミ処理機を使うという手もあるが、結構な電力を使うし、サイズが割りと大きく、そして高価。現状の性能ではまだ採用を見合わせている。
ペットボトルと缶のゴミに対しては、シンク下の空間にゴミ箱が設置されている。少々もったいない気がするので、いつかもう少し他の手を考えてみたくはある。もっとも、今2Lのミネラルウォーターを買い、ビールを飲んでいるために大量の空きペットボトルと空き缶が発生するが、その生活スタイルを改めればそれらのゴミの量は断然減ると思われる。
なお、キッチンのどん詰まりに勝手口があるので、毎回外のダストストッカーに入れる方法も手段としては存在している。しかし、寒い季節はそれも辛く、結構大きなストッカーを用意する必要性もあり、まだトライはしていない。いずれにせよ、ゴミをどこに置くか、幾つかの選択肢が得られるようにキッチン周りの設計段階から考えておくほうが得策だろう。

冷蔵庫はキッチン手前に置いてある。料理をする時にすぐに食材を取れるよう、コンロ近くに、即ちキッチン奥側にしたほうが良いという意見もあった。しかし、飲み物を取る際にいちいちキッチンの奥まで行くのは面倒に感じたので、手前になっている。なお、こういう構造には両開きの冷蔵庫はより便利になる。

後は採光。勝手口があるからオープンでなくてもそこそこ明るい。しかし、横からの光だと少し影が出来て暗い部分がある。欲を言えば、天窓のようなものがあると一番だ。キッチンの照明をいちいち点けるのは面倒だし、消し忘れもあるので(人感センサータイプを使う手もあるが)照明無しで明るいキッチンは使いやすいと思う。

kitchen_all
少し濃い目の艶あり茶色系、ピンクのシンク
cupboard
マットな薄い茶色系のカップボード
kitchen_from_living
今は右側に冷蔵庫が置かれている(両開き)