以前いろいろと外構の方向性を考えていたが、様々検討してもらっているうちに、問題事項により制約がかかってきた。
問題としては、水はけが悪いこと。元々畑だったのであまり水はけは気にしていなかったのだが、擁壁の分だけ基礎を掘って道路と水平になったところの土では、非常に水はけが悪いことが判明した。
実際、基礎の周りでは恐ろしいほど何日にも水溜りが消えない。土が吸わないのだ。恐らく下が粘土層なのだろうと思う。
そうなると、道路と水平の部分である駐車場エリアや玄関アプローチにできるだけ土を残すということがかなりリスクになってくる。ジャリ敷きにするにしても、水が抜けなければ、水溜りに石を撒いたような状態になる。
そういうわけで他の土地なら、どうとでもできた外構の選択肢が非常に狭まってしまった。方法としては、コンクリートや石、モルタルで固めてしまえばいい。ナチュラルにしたかったが、いたし方ない。
で、元々のプランでは大磯の洗い出しがあったのだが、費用削減のため省き、基本を土間コンの敷き詰めとした。アプローチはコンクリ枕木の敷詰めも考えてもらったのだが、敷き詰めてしまうと量が多くなりすぎてそれも費用がかさむ。それなら御影石でも同じなので、段差のことを考えて御影石にすることにした。
なお、土間コンは幾つかの部分に分けるのだが、その間はジャリ敷きかピンコロなどが考えられる。一見、ジャリ敷きのほうが断然安いように思っていたのだが、ジャリ敷きの場合、土間コンの成型のため木枠を作られねばならず、その費用が結構かかる。一方で、ピンコロならモルタルなどで固めていくので、それが木枠の代わりになる。単価は高いが木枠代と相殺される。結局、同程度の値段だった。それならまあ、今のフィーリングで、ピンコロにしようと大体決まった。

それから機能門柱。個人的には表札とインターホン以外機能はいらない。で、表札は後から自分でつけるほうが遥かに選択肢が広がるので、インターホン以外は実質必要ないのだ。しかし、機能門柱という名前そのものが表しているのだろうか、インターホン機能しかない機能門柱プランで費用が抑えれそうなものが見つからない。ともすれば、門柱自体がなぜか変に高いので、選べない(ただの弱電の電気配線が通る装飾された金属の柱なのに)。
そんなわけでいろいろ考えるうちに、YKKapのシンプルモダン機能門柱4型あたりがいいのではないか、という方向性になっている。色はまあ相も変わらず木目調をベースに。これなら大分安くいけそうだ。

そして、フェンス。目隠しを目的にルーバーフェンスを考えていたりもしたが、パートナーの意見も聞き、単純に安価なメッシュフェンスでほとんどを賄うことに。色はステンの方向(黒は少し重く主張しすぎる)。ただ、正面の和室周りはフェンス作成無しで進めることとした。ここら辺だけは自分でいじって、少し個性を出したいというか、グレードアップ感を出したいというか。

最後に立水栓。周囲の方々のご意見により、入れてみたいと思っているのだが、排水有りにするか、無しにするかが考慮のしどころ。手を洗うくらいだといいが、皿や何かを洗うとなると、やはり排水は欲しい。が、排水をつけようとすると、さらに少々費用がかかってくる。そんなわけで、散水栓と入れ替えに排水有りの立水栓を付けてもらうことに。それなら散水栓の費用と相殺されるので、正味排水の費用だけになってくる。散水栓の機能は立水栓で補えるが、立水栓の機能は散水栓で補えないところがあるので、入れ替えでまあ問題ないか、と。

水はけ悪し
水はけ悪し