正直、建築の順番を知らない。だから、内部を見る時、まっさらな目で見てみた。

段階としては、電気設備の配線が終わり、断熱材をもう少しで貼り終わるくらい。外壁を貼り付けている最中だった。

電気配線はあれほどたくさん天井を通っているとは。しかも、下に降ろす際に、梁に穴が穿たれて通されまくっている。そりゃあ、内壁とか貼る時に邪魔にならないようにしなければならないのだろうけど、綺麗な木にざっくり開いた穴はチクリと胸を差す。

床というのは随分と早く貼り終わるようだ。既にフローリングされた上に養生されている。化粧的なものだから、もっと最後のほうかと思ったが、内部構造を作っていく中で先に敷いとかないと他の作業ができないのだろう。至るところで構造物のために切り欠いてあったり、くり貫いてあったりした。リビングのブラックチェリーの床がわずかに見える。思ったよりちょっと色が薄いかなあ、という感じ。

窓は和室の丸窓も含めてきっちり入っている。こうみると、もっと窓が多くて解放感が欲しかったりもしてくる。断熱のために窓は自分で減らしたのだが……。
和室は6畳だが広く感じる。押入れや板間がきっちりできていないせいもあるだろう。けれど、一番ゆったりしたスペースになっていた。

階段はまだない。途中の採光窓は予想より大きくて、明るくて良い感じ。それから洗面所とバスルーム。バスルームは元々1616の標準サイズなので当然なのだが、期待するほどの広さはない。まあ、清潔さと壁の色合いとかが楽しみではある。
洗面所は広くとったつもりなのだが、それでもうーん、狭そう。現状のマンションでは洗面所に洗濯物が山になっているが、それを解消できそうな空間がない。どうすべきか、これから考えよう。

気掛かりなのがキッチンだ。元々正面上の棚を付けたので、リビングとの一体感はないはずなのだが、予想以上に上部の棚が圧迫している。開放系のほうがすっきりしたか……とも思っているが、ここはしゃあない、しゃあない。パートナーの言う通り、今より広くなるだけ儲けもんですわ。

最後に懸案の外壁。貼っている途中だったので、下の壁を少ししか見られなかったが、セフィロウッドのチタンスモークは思ったより色が沈んで良い気がする。上のシュトラールは次のお楽しみ。

washitsu
和室と丸窓
senmen-bath
洗面所とバスルーム
living-kitchen
キッチン側からリビング
gaiheki
セフィロウッド(チタンスモーク、グラデーション塗装)